地銀が地域経済活性化を目的にローカルメディアの運営に乗り出している。

2017年に山梨県の地方銀行・山梨中央銀行がコーポレートサイトのサブページとして山梨県のローカルメディア(ローカルニュースサイト)「ふじのーと」を開設した。

2018年には山口県の地方銀行・山口銀行を傘下にもつ山口フィナンシャルグループが、山口県のローカルメディア(ローカルニュースサイト)「ここいろ」を開設した。

いずれも自社の商品やサービスを紹介するよりも、地域の経済情報を紹介しており、取引先どうしのビジネスマッチングや起業・移住促進などを促すことで地域経済を活性化することが目的だ。

低金利の長期化やフィンテックの普及などで銀行業界の手数料収入に頼るビジネスモデルは曲がり角を迎えており、特に地方銀行は厳しい。地域経済の活性化で、ビジネスマッチングなどの新たな収益源を探っているようだ。