鹿児島県の月刊情報誌「TJカゴシマ」が3月19日に発売した4月号をもって休刊した。今後はウェブメディアやSNSに移行するという。

TJカゴシマは1980年5月号が創刊で、鹿児島市の印刷会社・斯文堂が発行していた。

新店情報などの街ネタやアート・スポーツ・公演などのイベント情報などを伝えてきた。古民家で運営する飲食店などの店舗を紹介する「古民家特集」や「100円温泉特集」も人気の企画だった。

同社は「TJカゴシマプラス(カゴプラ)」というウェブメディアも運営しており、カゴプラで引き続き鹿児島の地元情報を発信するようだ。

地元メディアも「TJカゴシマ」の休刊を報じている。鹿児島テレビは、最終号の製作に密着した。発売日の前日に最終号が搬入された鹿児島市内の書店では、定期購読に加えて最終号ということで予約が増えていることも伝えた。

また、天文館の喫茶店マップや編集者たちが足で稼いだ警察の交通取り締まりポイントを掲載したこともあるといい、地元から45年間支持されてきたが広告収入の落ち込みで休刊が決まったと伝えている。