ローカルメディアを立ち上げる前に考えるべきことがあります。立ち上げようとしているローカルメディアのミッション・マネタイズ・コンテンツ・ターゲットです。

今回はローカルメディアのミッションについて解説します。

ミッション

当名鑑が考えるミッションは、下記に分類されます。

収益型

ローカルメディアを立ち上げページビューを稼ぐことで、Google AdSenseなどの広告収入や、AmazonアソシエイトやA8.netのようなアフィリエイト収入を得ることを目指すものです。

地元に密着した生活を送りながら収入源をえる副業をしたいという人に適しています。

本業連動型

もともと本業がある個人や法人が、ローカルメディアを立ち上げることでその本業への集客や知名度向上を目指すものです。

仲介や住宅・建築などの不動産関連、放送や新聞などの地域メディア関連など地域密着型の事業者が進出することが多いようです。

また、広告やウェブサイト制作などネット関連の事業者も、ライティングやデザイン、ウェブサイト制作などのノウハウを利用して内製化できることからローカルメディアを立ち上げることが多く見られます。

まちづくり型

ローカルメディアによって地域の人的交流の促進を図るものです。行政的な言い方だと「関係人口」の増大を目指します。

ローカルメディアでまちづくりのプレーヤーやイベント、拠点などを取り上げることで、対象地域の住民の関心を高め、行動を促すことでまちの活性化につなげます。

おもに過疎化や高齢化が進む地域でみられます。また子育て世代を対象にしたものもあります。

移住促進型

まちづくり型の亜流として、さらに外部からの移住を呼び込もうとするものです。まちの現状や雰囲気を紹介するとともに、移住先となる住宅や仕事の紹介を含めることが多くなります。

当然運営者は地方自治体やその関連の外郭団体になってきます。

趣味型

単純に趣味の延長で運営されるものです。ただ趣味と実益を兼ねるため、収益型に分類されるものがほとんどです。

具体的には、鉄道や都市開発などを取り上げるローカルメディアが主です。当名鑑ではグルメに特化したものはローカルメディアから除外していますが、グルメブログもその一類型です。

自己実現型

趣味型と類似していますが、趣味が絞り込まれておらず。日記的あるいは散文的なものです。ただこのようなものは地域が特定されなかったり、自分語りが多くなるため、ローカルメディアというよりはブログ化してしまいます。

その点で当名鑑でもほぼこれに分類されるものはありません。